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【股関節疾患の画像解剖に基づく運動療法セミナー】


三連休に臨床福祉専門学校にて行われた理学療法士向けの「股関節疾患の画像解剖に基づく運動療法」の解剖学セミナーへ参加してきました。

理学療法士もレントゲンを診て、より高いレベルの運動療法に繋げたいそうですが、自ら股関節の持病を持っていて、レントゲン写真データを持っている私にも興味津々な内容でした。

人の身体の大きな関節といえば、肩関節と股関節ですが、股関節は身体の中で最も大きな関節です。体重を支えつつ、立つ、歩く、またぐ、昇る、降りる、とぶ、けるなどのさまざまな動作をこなす要ともいえる関節で、障害が起きると、動くときに痛むようになり、ひどい場合にはただ立っているだけでも痛むようになり動きも悪くなります。

股関節の回りには人体の中で最大の靭帯があり、その靭帯は前方にあり、後方には骨盤があるため、後方の安定感は前方にくらべるとあるとのこと、なので、前方である大腿四頭筋や腸腰筋に疲労を感じやすいこともよくわかりました。

最近は、人工股関節の手術を受けた患者さんが多くなっているそうで、人工股関節の手術方法、患者さんのいろいろな症状、理学療法士として出来ること、その運動療法、また先生とのコミュニケーションの話まで幅広いお話でしたが、毎日欠かさず使いずっと使い続ける股関節です。年齢を重ねても出来れば手術無しで自分の足で自由に歩きたいものだと思います。

ちょうど今、ロコモティシンドロームのお客様の身体の動きを拝見する機会がありますが、高齢になると弱くなってくるのはやっぱり足・・何かにつかまらないと立ち上がれなかったり、階段も手すりが必要だったり、足がふらつくとご自身も自信がなくなってしまい、元気がなくなったり落ち込まれたりすることもありメンタル面のケアも欠かせません。太もも前後の筋肉からしっかり動かす感覚をつかんでいただいて、股関節のバランスを整え、レッスンを楽しく続けられるように配慮させていただいています。

セミナーは中部学院大学教授の浅野先生はとても丁寧に説明してさり、プレゼン資料もわかりやすくとても参考になりました。復習を重ねて日々のレッスンに生かしたいと思います。

臨床福祉専門学校
解剖学セミナー「股関節疾患の画像解剖に基づく運動療法」

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