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 🦴股関節の不安定さと向き合う:私の体験とピラティスの可能性

  • ユミ
  • 2019年6月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月9日


🩺臼蓋形成不全とは?


私は生まれつき、股関節に軽度の「臼蓋形成不全」があります。これは、骨盤の臼蓋(寛骨臼)の発育が不十分で、大腿骨の骨頭を十分に覆えない状態です。いわゆる「股関節のはまりが浅い」状態で、体重の数倍の力がかかる股関節にとっては、非常に負担の大きい構造です。

臼蓋の面積が狭いと、接触面に力が集中し、軟骨がすり減りやすくなります。その結果、足の安定性が低下し、バランスを取るのが難しくなったり、痛みが出やすくなったりします。少し悲しい気持ちになりますが、臼蓋形成不全は「変形性股関節症」に進行しやすいため、注意が必要です。


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🩺変形性股関節症とは?


成人の股関節疾患の中で最も多いのが「変形性股関節症」です。特に高齢者に多く、人口の高齢化に伴い年々増加しています。

原因により「一次性」と「二次性」に分類されますが、日本では臼蓋形成不全に起因する「二次性」が多く、女性に多いのが特徴です。

症状は以下のように進行します:

  • 関節軟骨が傷つき、すり減る

  • 骨が変形し、骨棘(こつきょく)と呼ばれる突起ができる

  • 痛みが出たり、安静で軽減したりを繰り返す

  • ゆっくり進行するが、まれに急激に悪化することもある


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症状の変化として、関節軟骨が傷ついたりすり減ったりして、骨が壊れたり、また棘のように増殖する(骨棘(こつきょく))ために骨が変形したりします。

痛みが出たり、また、安静により痛みが軽くなったりします。これをくり返しながら、ゆっくりと進行していく病気だそうですが、まれに、数ヶ月のうちに急激に悪化することもあるそうなので気を付けたいですね。

「股関節は開脚出来ればOK」「開脚出来ないから股関節が硬い」と思っていらっしゃる方が多いですが、開脚で判断しないほういが良いと思います。

股関節の可動域チェック

股関節の可動域チェック(前屈)

股関節(MRI画像)

🏞️上高地でのトレッキングと股関節炎

数年前、上高地で重たいトレッキングシューズを履いて休まず歩き続けた結果、股関節炎を発症しました。股関節周辺が熱を持ち、すぐに冷却しましたが、水が溜まってしまったようでした。

専門病院を受診しましたが、「手術は避けたい」と伝えましたが、人工股関節の手術を中心とした病院ではリハビリが手薄に感じられてしまいました。


🧘‍♀️ピラティスでのセルフケア

そこで、自分で「リハビリピラティス」を始めました。特に意識したのは「呼吸」と「肋骨の調整」です。


  • 呼吸を深めながら肋骨の動きを整える

  • 肋骨と肩甲骨、腕、首、頭の位置を調整

  • 肩甲骨下の前鋸筋と腹斜筋のつながりが、股関節に大きく影響


呼吸によって身体全体のつながりを感じ、土踏まず、骨盤底筋群、横隔膜、頭蓋骨底までの「エロンゲーション(伸張)」を作ります。これがうまくいくと、股関節が広がり、大腿骨の位置も感じ取れるようになります。

次に、臀筋が働くように脚の角度と位置を調整します。




🌬️呼吸から始める股関節ケア

手術が必要な方もいらっしゃると思いますが、呼吸が浅いと股関節も硬くなりがちです。無理に開脚するのではなく、まずは呼吸を深めることから始めてみませんか?


「身体は股関節から老化する」と言われますが、ピラティスで整えることで、足が軽く上がり、歩きやすくなります。レッスン後はスッキリとした気持ちの良い股関節に!


最後まで自分の足で気持ちよく歩けるよう、日々のケアを大切にしていきましょう。


 
 
 

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