年に4回行われ年内最後の腰痛運動療法セミナーは「頚椎(首)編」でした。
いつもと同じ、早稲田大学で行われ、早稲田大学の金岡先生と健康科学大学の成田先生の講義の元、学びを深めます。
最近、寒くなってきたからか「ぎっくり腰になってしまった」「ぎっくり腰になりそうになった」とよく聞くようになりましたが、首も同じように最近は「首ぎっくり」という言葉も生まれた!?とかで、朝起きたら首が動かせなくなった、うがいが出来なくなった、むち打ち症になったという話も聞かれるようになりました。
正しい姿勢でも頭や首の位置はとても大切なところですが、意外と姿勢がよくないことに気づいていない人はとても多いので、たまには、鏡でご自身の頭や首の位置を見てみると「気づき」に繋がって来ると思います。
ピラティスでは、背骨を長く伸ばす意識で背骨周りのインナーマッスルを働かせるため、首から背中全体までの体幹をつなげるように身体を動かします。
腰痛運動療法セミナー「頚椎」編は、この「モモンガ」のような頭、首、肩までの繋がりを意識することを金岡先生にお伝えしたところ、首の動きに良いエクササイズを求めていらっしゃる理学療法士の方へご紹介するのに良いとのことで、動画をシェアしていただきました!!(インスタグラムにてご紹介)
この繋がりが身体で感じられれば、スマホやパソコンでの下向き姿勢で崩れた「首」「頭」の位置がわかるようになり「肩」との繋がりもわかるようになって姿勢改善にとても役立ちます!身体の内側がわかるようになると、喉が広がって、内臓器官が本来の位置におさまるのが何となく感じられるようになってきます! 肩周りから首へ、時には、顎の位置も整えて、私はストレートネックを解消し、寝違えも今は全くなくなりました☺️♪
理学療法士の方々はピラティスにとても注目していらっしゃるので、わかりやすい言葉を使って解説を加えてみました。
◆ピラティスは、簡単にお伝えすると、骨を意識して横隔膜が動くように呼吸をし、インナーマッスルが働くのを感じながら身体を動かします
◆動きがゆっくりなのは、身体の中で、筋肉が動いたり、関節が広がって来たりするのを感じて、骨の位置や向きを修正しながら整えているからです
◆常に背骨を長く伸ばすような意識で、屈曲(曲げたり)、伸展(反らせたり)、側屈(横に傾けたり)、回旋(捻ったり)、全方向に動かしますが、首と腰は動きやすいので、動きにくい胸椎(胸の背骨)を動かすことで、全部の背骨がスムーズに動くようバランスを整えます ◆しっかり動かせれば、身体は軽くなり、いくらでも動けるような身体になるはずです!
セミナーでは、頚椎カラーという「白い首輪」のようなコルセットは、なるべく早く外すように伝えられていました。長い間そのままにしておくことを未だに勧める整形外科医も多いそうですが、動かさないと硬くなってしまうため、少しずつ動きを出していくことがお勧めとなるそうです。
ピラティスをしていて首が痛くなる方にもお勧めの動きですが、プライベートレッスンではもっと細かい動きからお身体を調整していきます。
特に女性は首が細い方が多く痛くなる方も多いので、細かいところから動かし方を身体で学べると、すっきりとしたデコルテになるはずです✨
首から肩はとても繋がりがありますが、早稲田大学の金岡先生と成田先生の書籍もお勧めです!